商標権や製造物責任・・・ 兵庫県加古川市のガレージ トライシクルのブログです

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商標権や製造物責任・・・

「商標権」「製造物責任」
単車屋を開業してからよく耳にする言葉ですが、いろんな意味で大変です・・・

 

 

これはKHシリーズのサイドカバーエンブレムなんですが、これを見てどれが純正か解るアナタは相当な病気・・・いえマニアですね(笑)

一番上のKH400が純正で、その下4個はホット&クールさんの製品、最下段はドレミコレクションさんの物です。
真ん中の右側はホット&クール製に私が文字に白いペイントを施し、純正っぽく仕上げてみました。
おそらくどれも例の「商標権」の問題で、あえてわずか?でも純正は違うように作られているんです・・・
そういった色々なしがらみがある中、こういったリプロパーツを作って頂けるショップ様には足を向けて寝れません。

メーカーさんも商標権がどうだとかケツの穴のこまい事言うなら、純正部品をどげんかしろ!と言いたい所ですが、 最近メーカさんもやっと重い腰をあげ、Z1のヘッドASSYとか発売してくれました。しかしマイナーなKHなんて、欠品だらけで、まともに走らすことすら困難です・・・

https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20190301_1.html

とはいえ、川重に努める友人から聞いたのですが。ヘッド再販までの道のりはかなり険しい道のりだったそうです。
当時、そんな言葉すらなかったPL法(製造物責任)や、そのヘッドを誰が何処で組んで、もし万が一何かあったら誰の責任なのか・・・
やれ当時物だ、オリジナルがどうだと、まるで病気のようなオタッキー共には、本当に閉口します・・・それに何かあるとすぐ誰かのせいにしたくなる昨今にあって、あえてヘッドの再販に踏み切ったカワサキには敬意を表したいですね!

と、ボヤいて?ばかりいるのもなんなので、KHのサイドカバーエンブレムについて少し。

 

 

これは私のKHにもついている初期型KH250A5のエンブレムです。
250の文字とKHの文字が同じ大きさです。
私のKHは通称ヒゲラインと呼ばれるB3なので、本当はKHの文字が小さいエンブレムなはずですが、
レストアにかかった90年代当初でもすでに後期型の純正エンブレムは製造廃止になっていて、何故か前期物だけが結構最近まで出たんですね・・・
もちろん、部品を取った時にそれが前期とか後期だとか考えもせず、サイドカバーに取り付けました(笑)

 

 

これが後期、いえ正確には中期のエンブレム。個人的にはこれが一番好きですね。

 

 

そして最終型になると、サイドカバーには250という排気量を示すステッカーのみとなり、車名はシートにプリントされる仕様となりました。
今でこそ人気の最終B6ですが、その頃にはすでにあのZ400FXどころか、他メーカーの4発も発売されていて、当時、明石の川重に努めていた叔父が言っていましたが、FXはフル生産体制だったのに対しKHは、ほんのタマに生産日があり、ラインもベルトコンベアではなく手押しの台車で、ほぼ手造り状態だったそうです。それ故、現存台数が極端に少ないそうですが、今思っても、最終82年に、わざわざKHを新車で買おうと思った輩は、かなりの変態ですよね(笑)

 

 

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