兵庫県加古川市のガレージ トライシクルのブログです Tag Archive | スピードショップイトウ

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Z400FX ブレンボラグビーキャリパー SSイトウキャリパーサポート

新年明けましておめでとうございます。

 

年明け一番のネタ?はZ400FXにブレンボ―ラグビーキャリパーを装着しました。
このお客様のZ400FX、それはもうバカッ速!のフルチューンです。
ゴ〇ゴークランクにOOピストンで恐ろしい程のトルクに加え、通称Fカム+ポート拡大&ウオタニキットで上までキッチリ回ります。
吸排気はこだわりのCRキャブ+ショート管と雰囲気もバッチリ!やはりこの時代の車には効率がどうとかより見た目も大切です。
FCRやTMRにはかなわないとはいえ、このCRキャブはオーナーの情熱で鬼のようにセットアップされ、CRとは思えない程の恐ろしいレスポンスです。
加速では並みの400では敵ではない私のKHであっても、さすがに高速域ではマッタク歯が立ちません(涙)
そんなモンスターFXなので、E1~E3に比べまだ効きはマシといわれるE4ブレーキですら恐ろしくて乗るのが怖かったそうです。




ただ、ブレーキは効いて欲しいのはやまやまですが、やはりこの時代の車に「ビレット」キャリパーは似合いません・・・
そこでパット見ノーマルぽくって効きも期待できるいわゆるブレンボの通称「ラグビーキャリパー」に目を付けて頂きました。
ウテでもラグビーキャリパーはKHに数多く取り付け実績はあるのですが、FXについては初めての試みです。
フィッティング類は岐阜のスピードショップイトウ製のサポートキット&ローターでバッチリ!なのは解っていましたが、やはり見た目と効きが気になります。
取付け等はご自身でされるセミプロ、いや下手な職人気取り系メカニックよりも凄い方ですが、SSイトウ製サポートの作り込み&「チョイ曲がりケーブル」に凄く感心されていたのが印象的でした。

取付け完了後、試乗の為、寄って頂きましたが、私もラグビーのダブルは初めてなので緊張ぎみでレバーを握ると「ガツン!」ともはや旧車とは思えない、現行SSのような効き具合です。
パッドをシンターメタル系パッドへ交換したのもありますが、やはり現在のマテリアルで作られた大径ローターによるものも大きいですね・・・
マスターも径が違うのを何度か交換されたみたいですが、やはりコントロール性はラジアルポンプにはかないません・・・
しかし硬派な彼は「見た目が絶対にイヤ!」と譲りません・・・確かにCRとショート管に拘る彼らしいなと(笑)
ラグビーキャリパーはAPの2696などに比べ、元々が純正キャリパーだけあって、ダストシールもありますし「鳴き」も少なく、なにより「見た目」が純正っぽくって雰囲気抜群です。
全国のFXユーザー様いかがですか?詳しいお話は過去の記事もご参考下さい。

過去記事 Z400FXスピードショップイトウ ブレーキ

https://garagetricycle.com/blog/2018/09/08/%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%A6%E8%A3%BD%E3%80%80%EF%BD%9A%EF%BC%94%EF%BC%90%EF%BC%90%EF%BD%86%EF%BD%98%E7%94%A8%E3%83%96%E3%83%AC/

 

 2018 淡路島バイクフェスタ 出店決定!

今年もまた、西日本最大のバイクイベント、PMC様主催の「淡路島バイクフェスタ」の季節がやってきました。

 

 

去年は、まだまだ出店できる程の商品もなく、イベント等も未経験な事もあって、整備学校時代の同級生「スピードショップ イトウ」ブースに研修がてらお邪魔させてもらっていましたが、今年は念願の初出店です!!

http://www.awaji-bf.jp/2018/outline/

今回は、当店パーツを組み込んだ、私の30年来の相棒KH250と、これまた当店パーツを組み込んだカリスマブロガー「高知のKH乗り」ことノリさんのライムグリーンKH250も展示致します。
他のショップ様のような立派な展示車ではございませんが、私が30年以上の間にコツコツ改良してきた地味~な(笑)箇所をブログではなく、実際に見て頂ければと思っております。

念願だったPWK28キャブキットの展示やブレンボキャリパーキットなど、KH用パフォーマンスパーツの展示即売も行います。
ご好評頂いておりますクロームメッキホイールなど、ネットの画面ではなく、実際の目で見てみたいという方もこの機会に是非どうぞ。
もちろん、淡路島バイクフェスタ出店記念特別プライス?にて皆様のお越しをお待ちしております。

尚、下記のような方の入場は固くお断りさせて頂きます。
正統派?トリプル乗りの方のお越しを心よりお持ちしております。
Zだけが旧車ではありません!正統派?トリプル乗りの皆さん、現地で熱いトリプル談義をしませんか。

 

スピードショップイトウ製 Z400FX用ブレーキキット

Z400FXユーザー必見!!

自動車整備学校時代の同級生が営むスピードショップイトウより渋いZ400FX用(E1~E3)ブレーキキットが発売されました。

 

 

昔はZ550FXのWディスクを血眼になって探したもんですが、
最近では逆にZ400JやZ500などの帰国子女のおかげか、シングルディスクの車両の方が珍しくなりました。

国内物のZ400FXはフロントシングルディスクです。
KHなどに比べれば全然マシなブレーキシステムですが、それでも現在の道路事情からすると心ともないのも事実です。
かといって、最新のアフターマーケット製ブレーキでは、あの時代の雰囲気が台無しです・・・

そこで、見た目は当時のまんまですが、最新の素材を使用したサンスター製Z用250Φディスクを使い、キャリパーはこの時代の雰囲気を壊さず制動力の向上が図れるAP2696やブレンボラグビーキャリパーなどが使えるブレーキキットを発売。

 

 

 

上が今回の250mmディスク。下がFXノーマルの277mmディスクです。
見た目は殆どおんなしでも、平成生まれのローターと昭和のローターとでは全くの別物です。
同じ様なステンレス素材ですが、ヒートトリートメントを施した独自の40系ステンレス素材は効き、タッチとも全く違います。
雨の日の効きなんて・・・

見た目が純正とほとんど変わらない現代のローターが使えるなんて、本当に羨ましい限りです。
数さえ読めるなら、KH用も作りたいと本当に思うのですが・・・
こんなさりげないパーツを奢った大人のFXって本当にカッコええですよね・・・

 

 

ただ、見た目はそっくりでハブのPCDも同じですが、オフセットが全く異なります。
下の画像のハブですが、段差が6mmしかないので、オフセット分のスペーサーを単純に乗せただけではセンターが出ず危険です。

 

 

そこで、専用の段付きスペーサーを制作。上側ででセンターが出せる為ボルトオンで装着可能です。
この様なパーツは外から見えない地味なパーツですが、本当に大切な部分なんです・・・

 

 

予定価格はキャリパーサポート(20350~44000円)
専用スペーサー9000円

別途必要部品
Z用250mmローター(参考価格30000円くらい)
使いたいキャリパー(16000〜60000円くらい)

 

 

もちろんE4用も制作可能です。この画像はE4にブレンボラグビーキャリパーを装着した一例です。
関西の方なら、当店でもお取りよせ&取り付け可能です。

最後に、どうしても中型系は珍走団?と呼ばれるような改造?いえ改悪を好む輩が多いのも事実です・・・
しかし、ウチもそうなんですが最近、中型車両しかもKHやFX、フォーワンなどでも、当時にも確実にいた、いわゆる「正統派」と呼ばれるようなお客様が増えている気がして本当に嬉しく思います・・・
そんな「正統派」の貴方に贈る本物のパーツ、彼がプロデュースする本物のパーツには機能美が溢れています。

当時物でもなく、流行を追い求める物でもない・・・「あの頃の憧れをあの頃らしく・・・」
彼がいつも口にする言葉ですが、同じ時代を駆け抜けてきた私もそうありたいと常に思います。

スピードショップ イトウ 伊藤晶雄という男。

スピードショップ イトウといえば、バイクスピークというアメリカの過酷なレースに参戦、テイストオブ筑波などなど、レースの世界、並びにZ系カスタムにおいて、もはや説明の必要もない程の有名なショップになっています。

その店の代表、伊藤晶雄とは、たまたま岐阜にある中日本自動車短期大学で同級生でした。
彼と初めての出会いを今だ鮮烈に覚えています、18歳の一回生の時、学生専用二輪駐車場で、私がKH250を止めている真横にわざわざ?750RSで乗り付け、開口一番、ぶっきらぼうに「ケッチじゃん、渋いね・・・」と声を掛けてきました。
当時、KHは超不人気車で、向こうは当時からライダーの憧れ750RS通称「ゼッツー」と呼ばれる「ナナハン」です。ましてやナナハンは免許の関係で当時は本当に数少なく、ナナハンにさえ乗っていれば、車種に関係なく羨望の眼差しで見られました。
そんなナナハンに乗った男に上から言われたもんですから、素直に受け取れる訳もなく、「コイツ、見下ろしかえ・・・」ってヒガミ半分、ホンマそう思ってるんやろか?とかで複雑な気持になった記憶が(笑)

あれから30年・・・単車屋のオヤジになる夢をあきらめきれなかった私は、長年勤めていたトヨタディーラーを辞め、トライシクルを始める事に。
今まで長い間、会社という城に守られ続けていた自分にとって、経営とはまったく無縁な世界です・・・
そんな時、岐阜で単車屋を成功させたアキオの事が頭によぎります。無理を承知で、「研修させて欲しい」とお願いするも、「単車屋なんて絶対儲からん!オレでも食うのが精一杯やぞ!」と一蹴。
今ではあの時、晶雄の言った言葉の意味を身を持って痛感していますが(笑)最終的には同級生の無理な願いを快く受け入れてくれました。
その研修で受けた「いい物だけを造りたい」という晶雄イズムの影響は相当大きく、現在の私の大きな支えとなっています。

そして今年もまた、PMC様主催の「淡路島バイクフェスタ」の時期になってきました。
今年はまだ、ブースを出せる程の物もなく、イベント経験のない私は、また晶雄を頼り「イベントの研修をさせて欲しい」と願い出ると、岐阜弁?で「ほんだら~ケッチと部品持ってくりゃ~え~わ」と軽く言ってくれます。
SSイトウのブースで展示できれば、私にとってこれ以上の事はありませんが、さすがに一つ間違うと族車か旧車会に見えるKHを展示するのは完全に場違いです、なのに彼は「もってくりゃ~宣伝になるって」。
「イメージダウンになるのでは?」と問いかけると、「そんな小さい事で、ウチはどうもならん!」と言い切ります。
それどころか、自身が長い間培ってきた人脈を惜しげもなく私に紹介してくれ、多数の大御所と呼ばれる社長様ともご挨拶する事もできました。

ただ「同級生」という繋がりだけで、はたして自分は同じ様な事を他人にできるのだろうか・・・
緻密な造り込みと、自らライディングしTOTを走り、アメリカまで遠征、ブレずに一筋でやってきたからこそ今のSSイトウがあるんだと思い込んでいましたが、それも含め、彼の懐の深さと漢気が今のSSイトウを作り上げたんだと今回改めて痛感しました・・・

来年は絶対自分のブースを出すと固く決意し、学生時代の友人と淡路島を後にします、
晶雄、本当にありがとう。

スピードショップイトウ オリジナルゼファー750用FCR35φキャブキット

ゼファー750用FCRキットは今更珍しいものでもありませんが、世間一般で見るFCRは何故か見た目がシックリきません・・・

それは無駄にデカいチェーンテンショナーのせいで、どうしてもスピゴット(インマニ)が長くなってしまう為なんです。
これはZR7系エンジンを搭載した後期型ゼファー750なので、テンショナーは小さくなっており、スピゴットを短くしても干渉しません。前期型でも、マニュアルテンショナーに交換すれば、装着可能かと思われます。

 

スピードショップイトウさん(以下SSイトウ)で、ショートスピゴット対応のFCR35を、ゼファー750用にニードルをリセッテイングして販売してくれます。
ズビゴットの長さというのは、エンジン特性に顕著に作用します。一般的にインマニが長くなると低速型になるといわれ、短いと高回転型になるといわれます。
四輪などでは、吸気管長を変化させる機構をもった原動機も存在している位なのですが、口径やファンネルなど、多数の要素があるので一概にはいえません。
それよりもやはりオートバイ、特に「単車」と呼ばれた時代の車両は「見た目」も重要なファクターとなりえます。
このSSイトウFCR35は、ショートスピゴットと、よもすれば少し口径オーバーかなと思われるビッグボディーの35φと言う吸入空気量がもたらすフィールはノーマルのそれとは比較しようの無いほど激変し、高回転での官能的なフィールをもたらしてくれます。

大きけりゃいいって事のないキャブ口径の選定ですが、逆に口径が小さ過ぎてもアクセルの開閉に対し、ギクシャクする場合もあります。
数多くのレースで培われた伊藤晶雄氏によるジェットニードルの選定のおかげで、心配していた中低速のもたつきなど皆無であり、
ことこのマフラー以外フルノーマルのゼファー750に関しては、逆に中低速でのアクセルのツキも程よく穏やかで、非常に乗り易くベストな口径となりました。
ただし、ビッグボディー故、どうして大きなノーマルの燃料コックではボディーと干渉してしまいます。GSXやピンゲルなどの小さめのコックへの換装が必須となります。

 

 

やっぱし、これくらいの吸気管長の方が、リッタークラスよりも高回転が使えるナナハンクラスはベストな選択ですが、何より見た目はバツグンにカッコいいですしね!
これで、こう少し長めのファンネルを装着すればなおカッコよろしですね。

 

 

 

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