兵庫県加古川市のガレージ トライシクルのブログです Archive | 11月

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クロームメッキスポークの入荷と価格改定のお願い。

長らく欠品中だったKH250 400 350SS用クロームメッキスポークが入荷しました。
誠に心苦しいのですが、仕入れ価格の急激な高騰により、KH用クロームメッキスポークの価格改定を行います。

変更前 24000(税込み26400円)→値上げ後 280000円(税込み30800円)

20%弱という大幅な値上げ幅となり、本当に心苦しいのですが、昨今の世界情勢の中、どうしても日本製に拘ってしまうと、社内努力にも限界があり、どうしても値上げをせざるを得ない状況となってしまいました・・・

 

 

以前、試作段階でコストとの兼ね合いもあり、台湾のメーカー様にも作ってもらった事があるのですが、やはり曲がりの均一性やニップル部のねじ切り精度、ひいてはクロームメッキの品質などは日本製と大きく異なります・・・
画像は今回新造した350SS用のインナースポークですが、やはり曲がりの均一性は素晴らしいですね。
また、ニップルのネジ部などは、海外製のとは大違いの精度なんです・・・
恐らく、ねじ切りの段階ではそう差はないんでしょうが、メッキの厚みが違うのか、ニップルの廻り方がマッタク違います!
一度でもスポーク組みを経験した事がある方ならご理解頂けると思いますが、スポークの曲がりにバラつきがあると、ハブ側では少しの差であっても、リム側では大きな差となり、スポークに無理な力が掛かってしまいます・・・
また、ネジ部の廻りが渋いと組付けや振れ取りの作業効率が著しく低下します。
画像ではお伝えし難いのですが、手で廻し比べると本当に日本製のスポークのニップルは本当に滑らかに廻ってくれるんです!

 



なかなか素人さんでスポーク組&振れ取りができる方は少ないと思いますが、やはりこのスポークを手にした同業者の職人さんには絶対解って頂けると信じて日本製に拘っています。
また、このシットリと落ち着いた輝きは、旧車會よろしくギラギラ&テカテカなチープなメッキとは異なります。
当初、耐候性を考慮し、ステンレスで制作予定でしたが、試作品の乗り心地並びに「折れ」の問題から、スチールにせざるを得ませんでした。
どうしても純正品などのユニクロメッキでは、2~3年もすれば輝きは失われてしまいます、それ故、ギラギラしないクロームメッキにも拘ったんです。
純正タイプのユニクロメッキなどに比べ、著しく耐候性が違います。何年も輝きが持続するだけではなく、スポークの汚れも簡単に落ちますので掃除も楽になります。


と、まぁ言い訳がましくなりましたが(笑)メーカーさん!材料高騰はある程度理解できますが、もう少し穏やかな値上げにしてくれないと心臓に悪いですよ、マッタク!(怒)

 

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