とってもマニアックなお話・・・ SSとKHのハブの違い。
スポークの振れ取りをUPしようとしてたのですが、ここでとってもオタク・・・いえいえマニアックなお話。
ミドルクラスのトリプルは結構長い間生産されました。その途中で、車名もSSからKHへと変わっていったのですが、その間に細かな変更が多数あったその一部がリアハブです。
これはSS350のリアハブです。
気の遠くなるようなバフ掛けを施され眩しい位に輝いています。
こちらは後期に当たるKHシリーズのリアハブです。
違いが解った貴方はすでにオタ・・・いえいえかなりマニアな貴方です(笑)
何が違うのか??
中心にハマるベアリングの径が違うんです。
上のSS系のベアリングの方が大きく、後のKH系の方が小さくなっています。
二つを並べてみるとこの通り。
なぜか後発のKH系の方がベアリング径が小さくなっています。
それと、ベアリングの間に挟まるカラーが大きく違います。
ベアリングの支持方法も大きく異なります。
何故こうゆうふうになったのか定かではありませんが、
下のSS系はベアリングインナーレースにカラーが刺さって頑丈に思えるし、ベアリングは大きい方が荷重に対しては有利なハズです。
では何故ベアリング径が小さくなったのか??
カラーの重さは明らかにKH系の方が軽くできています。この部分はバネ下重量になるので、軽さは重要ですが、もしかしてハブのベアリング受けの肉厚不足などなど・・・
後、考えられるのは生産性の向上、つまりコストダウンかもしれません・・・あくまで私見ですが、後者の可能性の方が高そうですね。
と、まぁどうでもええ事なのですが(笑)
当社でハブ再生される場合、ベアリングとカラーが無くてもカラーの制作は可能ですが、若干料金が変わりますので業務連絡も兼ねてUPさせて頂きました。
ちなみにSSとKHのバブベアリングは違ってもハブASSYは共用可能ですのでご安心下さいませ。
P、S 「SS用とKH用がどちらの方が優れているのか?」
とかのマニアックな質問についてはお答え致しかねます(笑)