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KH250 350SS クロモリ強化スタッドボルト

S1、S2、ミドルマッハ用強化スタッドボルトを制作致しました。
強度と粘りを兼ね備えたクロムモリブデン鋼(SCM435)に調質(焼き入れ、焼き戻し)を掛けパーカーライジング処理を施しております。
大切なエンジンに、弱ったシリンダースタッドを再使用するとトルク管理ができなかったり、
スタッドが曲がってシリンダーが抜けにくくなり、挙句シリンダーフィンを叩いて割れるというケースも多く見受けられます、大切なエンジンを開けたなら、できるだけ交換してあげて下さい。
尚、取り付けには上下がありますので十分ご注意下さい。

350SS KH250用 クロモリ強化スタッドボルト

KH250 350SS用       1台分12本 12000円(税込み13200円)

KH400/400SS用はこちらの記事よりご注文下さい。

KH250 400用 ロングタイプ強化バッテリーリード

 

旧車に現行車のようなICタイプのレギュレターに換装するのが最近のトレンドになりつつあります。
社外品のICレギュレターをバッテリーケース裏など、目立たなく装着しようとすると、純正のバッテリーリードでは長さが足りません・・・その為、純正のバッテリーリードより、少し長めで、配線抵抗も少なくなるように強化AV線でバッテリーリードを製作しました。
+ターミナルカバーと赤のダブルギボシカバーが当時の物と若干違いますが、ギボシ端子の色は、当時の雰囲気を壊さないように、純正と同様、真鍮色を採用し、端子部には万全を期してハンダを入れて制作しています。

KH400のCDIはもちろん、S1やS2のバッテリー点火(ポイント車)には特に有効な、エンジンアースも強化線にて製作しセットしています。

尚、リジットマウントのS1、S2系とラバーマウントのS3系とアース端子を変えています。
注文時にお知らせ下さい。

強化バッテリーリード&アースケーブル   どちらも5400円(税込み5940円)



ギア試作品

 

「無いなら造る!」
と豪語したものの、いざホンマに作るとなると大変です・・・

まず、図面を引かないと、現物を持って行って「コレ造って!」ってな訳にはいきません・・・
原始人の私は学生時代に「ドリフター」なるもので製図の授業をイヤイヤ受けた位で、図面など描ける訳ありません。
ましてや、今やCAD??とかいう物でないとNC旋盤やMCで制作する事もできません(涙)
でも、持つべき物はお金・・・いえいえ友達です(笑)
友達が三次元測定機??やらCADで図面を引いてくれました。
図面さえできれば、今やそこらへんの鉄工所でもNC旋盤の無い所を探す方が難しいくらいなので、楽勝や!とタカを括っていました。
ところが!何件聞いても「ブローチがないねんな・・・」
と言う共通のお断りのお返事(涙)

「ブローチってなんやねん!!??」

聞けば、真ん中のスプラインを切る刃物だそうで、コイツを買おう物なら、目ん玉が飛び出す程の額なんだそうです・・・
ただでさえ、量産ではなく一点物の試作品扱いなので、コストが・・・Z系みたく、「いくら掛かってもやってくれ!」っていう太っ腹なお客様など、ミドルクラスでは皆無、ましてや中古エンジンにごっそり乗せ換えがほとんどのKHユーザーに一個数数万円などまず無理です・・・

でも、「どうしても新品のギアで乗ってみたい・・・」
もうそれしか頼るところがありません。
誰も買ってくれんでも、試作品くらいはと言う気持ちと
いつか量産する時が来たら、実走テストもせんとアカンし・・・
自分に無理矢理納得する理由を付け、ワイヤーカッターでスプラインを切り、コスト度外視で試作品として制作する事に。

あとの熱処理をどうするかとか、ホンマに試行錯誤しながら、なんとか試作品が完成しました。

 

 

WPC処理から帰ってきたギアをみてウットリ・・・
ハッと我に返り、変態もついにここまでの領域にきたなと(笑)

早速、私のKHにて実走行テストをしていますが、
まるで現行車のような安心感!思わず目頭が熱くなりました。

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