兵庫県加古川市のガレージ トライシクルのブログです Archive | 4月

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ハイラックスサーフ4WDランプ点灯 トランスファーアクチュエーター交換 

当店の店名トライシクルとは英語で「三輪車」を意味します。
「車」「単車」「自転車」の三輪とマッハなどの三気筒を掛けて命名したのですが、
地域がら、時には「一輪車」の修理だって入庫したりします(笑)

とりわけ、3月や4月は「車}の入庫が多くなります。
今回、下取りで入庫したハイラックスサーフ、珍しい後期の4リッター V6モデルです。
この車両を名古屋のオークションに出品したまでは良かったのですが、4WDシステムに異常があるらしく、低い評価点となってしまいました・・・
215系サーフは特にこの症状が多いらしく、たまには4WDに切り替えていないとトランスファーが固着してしまうそうです。

 

 

入庫時によく確認していなかった私のミスでが、このままで売ると、あまりにも損が大きくなるので、
名古屋から引き揚げ修理する事に。
早速、リフトアップして4WDトランスファーを車体から降ろします。

 

 

日ごろ、ボールペンより重い物は極力持たない様に心がけている私?には少々重い代物です・・・
もちろん、高価なM/Tジャッキなどあるはずもなく、人海戦術で降ろしました(笑)
フロント側へ駆動はチェーンで伝達しています。
センターのスリーブをアクチュエータにてフォークを介して前後させH4とL4の減速比を変えています。

 

 

こうゆう作業っていつも取り掛かるまでがおっくうで、なかなか作業が始められませんが
一度、自分のエンジンさえ掛かってしまえば、実はそう大そうな作業でもない事が多いんですよね(笑)

 

 

この黒い部品が2駆と4駆を切り替えている部品、トランスファーアクチュエーターという部品です。
前に勤めていたトヨタディーラーに軽~い気持ちで注文を入れていたら、ナント部品だけで64476円もしました(涙)
パット見、外から簡単に取り外せそうなんですが、いかんせん、シフトロッドの縁を切らない事には交換不可能なんです(涙)
強烈な異臭を放つミッションオイルと格闘しながら、部品を交換するのですが、やはり固着しており、なかなか外れませんでした。

 

 

そして、一番嫌いで重要な?組付けの準備です。
最近は液体ガスケットになって取り易くなりましたが、旧車などは紙ガスケットが長い年月で固着している事が多くホントに苦労します・・・

 

 

ここまで完全に除去しなくても良いのでしょうが、再修理はゴメンですので入念に仕上げていきます。

 

 

当たり前の事なんですが、液体ガスケットの密着を良くする為には、塗布面の脱脂は入念に行います。
仮組をし、手で回して違和感がないか確認します。
そして各部ロックタイトを塗って本締めをし、ケースに戻して、車両に搭載です。

何度やっても最初にエンジンを掛ける瞬間は緊張します・・・
無事、4Lランプが消灯するのを確認し、ホッとしました。

皆さん、今回は「機械という代物は定期的に動かしてやらないと油も廻らない為良くない」と言う典型的な事例です。
あまりに大事にするあまり、ほとんど動かさずに床の間に飾ってあるような旧車など、本当に調子が悪くなります。
適度に動かしてやることの大切さを今回、改めて痛感しました。季節もよくなったので、ぜひ動かしてやって下さいね。

 

 

KH250 400用 PWK28 社外キャブ装着 キット試作

 

KHやSSに限らず、古い単車では、いくら頑張って調整しても、キャブセッティングがなかなか出ないという方は多いと思います。

 

 

でもよ~く考えてみて下さい、そりゃ新車から40年以上経っていますから、逆に調子良い車両の方がおかしいくらいかもしれません。
今でこそ、キャブレターOHキットや、リプレイスメントのニードルジェットまで簡単に手に入るようになり、キャブレターのOHも随分やり易くなりましたが、経験上、新品キャブに勝るものはありません・・・

随分と昔、車の話になりますが、必死にソレックスのオーバーホールをするも、バタフライシャフトの曲がりだけはどうする事もできず、だましだまし乗っていたんですが、当時はまだソレックスの新品が手に入ったので、安月給を工面し、思い切って新品のキャブを購入しました。これが面白い程効果があり、あれだけ悩んでいた同調や、アイドルスクリューの調整が、いとも簡単にできてしまうんです!もちろんOH品もきちんとアイドルアジャストスクリューとかも新品にしていたんですが、スクリューをチョっとだけ廻しただけではエンジンはリニアに反応してくれません・・・それが、新品キャブならおもしろい位にスクリューに敏感に反応してくれます。
コレを経験してからというもの、もう中古のキャブなんて考えられなくなってしまいました・・・やはりジェット類だけ新品になっても、ボデーとかは???なんでしょうね(涙)

 

 

ただ、僕らが現役の頃ならともかく、現在では新品キャブなど、間違っても手に入りません・・・新品どころか、まるでゴミのような程度の中古キャブですら、車種を問わず高騰し続けてるのが現状です。

それなら、いっそのことノーマルキャブを取っ払って、現行の高性能キャブに換装した方が、信頼できないオリジナルキャブを使い続けるよりも多数のメリットがあります。
オリジナル至高主義の方には理解不可能とは思いますが、アフターパーツの問題でも、補修部品の入手も楽くですし、何より霧化特性が全く違いますので、始動性や、乗り易さは比較になりません。

それ故、現行モトクロッサーなどに採用されているケイヒンPWKキャブレターをKHにつけてみたいと前々から構想していました。
三日月型スロットルのPWKキャブならフラットバルブほどセッティングはシビアではないし、VMキャブより遥かに霧化特性もよく、なにより価格もリーズナブルです。
唯一の欠点といえば、ボディー全体が大柄なので、トリプル系に装着しようとするとボディーがクランクケースと干渉しそうな点です。

もちろんトリプル用のインテークマニーホールドなんてある訳もなく、ワンオフ製作となります・・・
とりあえずのプロトタイプですので、ノーマルのマニをブッタ切り、新たに製作したインシュレーター用の差込みをTIGで溶接します。
なるべく油面が斜めにならないよう、ギリギリの寸法を探します。

 

 

 

ここにきてPWKキャブの大きさが・・・TMキャブならもう少し楽なのですが。
でも、やはり28φという口径も魅力ですし、フラットバルブよりも低速域での扱い易さも魅力です。
何度もメイク&トライを繰り返し、「ココや!」という位置を探ります。

溶接をすると、どうしても歪みやバリがでるので、再度旋盤で修正します。

 

 

なんとか試作品の寸法出しがギリギリのクリアランスで完了しました。
この角度なら、油面もなんとかなりそうです。

 

 

本当は、パワーフィルター仕様にはしたくなかったのですが、今のところスペースの問題で仕方なくそうなっています。
よくノーマルキャブをパワーフィルター仕様にしている方をみかけますが、百害あって一利なしです。
レースでコンマ一秒を争っているなら、絶対的な吸入空気量はパワーフィルターの方が良いかもしれません、しかしストリートでの使用なら、寒暖の差や湿度などの変化をカバーしてくれるエアークリーナーBOXは重要です。
なので、「解ってない人」的に?見られたくなかったので、極力パワーフィルターが見えないように工夫しました。

 

次回は実装テストと量産化に向けての記事をUPする予定です。

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