兵庫県加古川市のガレージ トライシクルのブログです Archive | 2月

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「鮫ブル」こと610ブル-バード2000GTーX

友人の後輩が凄い車に乗って来店。
ナント!「サメブル」こと610ブルーバードです。
サメブルを真近で見るなんて何年ぶりでしょう・・・

チンスポ&三分割りにスターシャークと、ボク達世代にはたまりません!マニア延髄のロンサムカーボーイのコンポなんて涙物です。
当時はあまり好きになれなかった610も今見ると、本当に理屈抜きでカッコいい!!
ただ、昨今の旧車の高沸には閉口します、購入価格を聞いて、ため息しか出ませんでした・・・
でも悲しいかな、本当に程度のええ車両はマニア間で取り引きされ、中古車屋さんに出回る代物は、購入後に恐ろしい程、費用が掛かる物が多いのも事実です。

でも、Zや箱スカなどに比べ、一時はゴミ扱いされた610ブルが、現在まで生き残ってくれたと考えれば妥当な金額なのかもしれません・・・

クォーターパネルに誇らしげに輝く「GTX」のエンブレムが燻し銀のシブさを醸し出しています・・・

男が男らしかった時代・・・女の子よりもシブい車に乗る先輩に憧れた・・・
ソレックスの生ガスの匂いと永チャンのBGM、そして夜の駅前ロータリー、何処の街でも繰りひろげられた光景。
携帯もポケベルもなかったけど、ロータリーにさえ行けば誰かに会える・・・車を転がしてるだけで死ぬほど楽しかった。本当に古き良きいい時代だったな・・・(涙)

しかしこの当時の車って斜め45度から見ると、なんてセクシーなんやろうね・・・
ソレ、タコ、デュアルの三種の神器で武装されたストレートシックスL型エンジンは、官能的なサウンドを奏でています。
廻りの空気を揺らす鼓動、この独特の雰囲気は、「マフラーだけ」変えた現在のガキ車では絶対に出えへん・・・

私も、KHに30年以上乗っていますが、19歳の時に買ったS30Zも、現在は「不動産」ですが、ガレージに大切に?しまっています・・・
トリプルとL型が三度の飯より大好きなんです・・・
だから、この610、よ~く冷静に観察すると、色々問題が有りそうで放っておけません・・・
旧車は初めての、この610オーナーは「旧車だから・・・」と思い込んでいた様ですが、まだまだ本調子には程遠い様ですね・・・
これからボチボチと当店で、現在の改良された部品などを取り入れながら、本来の性能を取り戻して行きたいと思っています。
オーナー様にも、修理の様子をブログにUPする事を快諾して頂いたので、みなさん、乞うご期待あれ。

ミドルマッハ用 混合用ブリキオイル缶 

 

混合仕様にしたいけど、「どんだけ入れたらええねん!」と皆さん悩まれると思います。
そんな悩める貴殿の為に、KHシリーズで、満タンでキッチリ一本となる300ccに拘った携帯用オイル缶を製作しました。

ツーリングなどでは半分を目安に給油すれば、二回分ですし、KHなどミドルマッハには、テールカウル内の車載工具置きにピッタリと治まるサイズです。

 

よく昔、私も醤油のペットボトルなどでオイル容器として代用していた時、やはり僅かですがオイルが漏れ、テールカウル内が漏れたオイルでベトベトになった記憶があるので、コストを度外視し、フタの内側に漏れ止めのフタを内蔵した二重構造としました。

 

 

それと、やはり見た目も重要ですので、あえてレトロなブリキ仕上げにしております。
せっかくの鉄馬もチープなプラスチック容器では雰囲気が台無しですもんね・・・
また、純正の工具固定バンドを失われておられる方がほとんどですが、PMC製のリプロ品が使用できますので、ご安心下さい。

 

 

今後、純正のオイルポンプを外した所のメクラ蓋も発売予定です。現在、自分のKHでテスト中ですが、オイル漏れ等の結果が良好なら、量産予定ですのでしばらくお待ち下さいませ。
また、このオイルでも十分すぎる程の性能ですが、これよりもっと高性能な100%化学合成レーシングスペシャルもございますので、お気軽にご相談下さいませ。

 

トライシクル特製 50:1 混合専用2サイクルエンジンオイル
1リットル 税込み2138円(税抜き1980円)
100%化学合成 レーシングスペシャル
1リットル 税込み3218円(税抜き2980円)納期約7営業日
トライシクルオリジナル 300ccブリキオイル缶
税込み1944円(税抜き1800円)
PMC製 ツールバンド
税込み 972円(税抜き900円)

 

KH ブレーキローター研磨 ドラム研磨

全国のKH乗りの皆様、まだまだ寒い日が続きますが、如何お過ごしでしょうか?
こんなに寒い日が続くと、なかなか単車に乗る勇気?が沸きませんね(笑)
そんな冬こそ愛車のメンテナンスには絶好の季節かもしれません。
来るべき春に備え、ブレーキのメンテナンスなどは如何でしょうか?

最終型ですら誕生から、すでに35年以上経つKHシリーズは、人間で例えるなら、すでに60歳を過ぎたオバ〇ハンかもしれませんね・・・夜の薄暗いカウンター越しなら、美魔女に見えたママさんも、朝方見るとタダのオバ〇ハンだったというオチでは洒落になりません(汗)

 

 

制動の要となるフロントブレーキローターとリアドラムですが、30年以上酷使され続け、フロンディスクは使い古しのレコード盤(今の若い子に解るかな?)のようになっていて、酷い車両になると段付き摩耗を起こしている個体もあります・・・
一概にはいえませんが、レコード盤状になってしまうとブレーキの鳴きの原因になりますし、酷い個体ならジャダーが起きたりします。
また、高速道路などでフロントブレーキをキツくかけるとハンドルが触れたりするのは、ブレーキディスクそのものが、熱で歪んでいて、ハンドルがブルブル震える原因となります。

 

 

リアドラムに至っては、長期保管車などは、雨水が溜まり、腐食の激しい個体も多いです。
また、段付き摩耗が激しくなると、ブレーキシューがその段差にはまり、ブレーキパネルが外れ難くなってしまいます・・・
ドラムブレーキは放熱に関しては、風が直接当たるディスクブレーキに比べ、放熱性ではかなり不利です。熱歪により、真円ではなくなっている個体も多数あります。

 

そんな場合、専用の研磨機で「一皮剥いて」あげれば、この通り!
ほとんど新品の様な滑らかさ。
もちろん歪も完全に取れ、レコード状のキズも無くなり、パッドの当たり面積も若干ですが変わります。
リアドラムも段差や錆がなくなり、真円になります。

 

 

あまりに錆や歪の大きい個体は研磨にも限界があり、無理な場合もあります。
特に、保管状態が悪く、サビの根が深く奥まで入り込んでいる個体では研磨後であってもサビが残ってしまいます。
研磨後、フロントなら5.5mm以上、リアならDIA180.75mm以内ならOKです。

これによって制動力が飛躍的に向上する訳ではありませんが、ブレーキジャダーや鳴きには効果あります。
「旧車だからこんなもん」って思っているなら、それは大きな勘違いかもしれません。

この作業で「見た目」なんてマッタク変わりませんが、一皮むけた男になる事は間違いありません。
費用もそれほどはかかりませんので、寒い間にキチンと皮を剥いて、「その時」に備えましょう(笑)

 

フロントディスク研磨          税込み5400円(税抜き5000円)

リアドラム研磨             税込み4320円(税抜き4000円)

どちらも単体作業の料金です、脱着等は別途料金が掛かります。

Mr.ジェットスキーのポート考。

今日はMr.ジェットスキーこと、元川崎重工のレジェンド、F氏が遊びに来てくれました。
「ジェットスキー」とはカワサキの商標ですが、今や水上バイク全般をジェットスキーと呼ぶ程、すっかり定着した名詞となっています。

そのジェットスキーの歴史の中で、絶対に外す事のできない方がこのF氏です。
ジェットスキーの黎明期、ワークス勢と共に世界各国を股にかけ、自らチューンしたジェットスキーを駆り、チャンピオンにもなられた、ジェットスキーの父といっても過言ではないこのお方は、私にとっては「神」のような存在であり、またアレコレと私を叱ってくれる良きお師匠さんでもあります。

 

ジェットスキーの黎明期は市販モデルに、2サイクル三気筒が多く、SSやKHと共通な点が多いのです。
それもそのはず、二輪と同じ明石工場で設計、製造されていたので、汎用機事業部と二輪事業部で情報交換などよくしたらしく、師匠の周りには、かの有名なマッハやZ1の開発関係の方々など蒼々たるメンバーがズラリ!当時の開発秘話など私にとって興味深々なお話ばかりで、ただただ関心するばかりです。

またF氏はジェットスキーのワークスレーサーの開発も手掛けていた為、2サイクルエンジンのチューンにおいて凄まじい程の経験と知識を持っておられます。
せっかくコーヒーを飲みにきて頂いても。私の質問攻めで、ゆっくりくつろぐ暇もありません(笑)

今日は、掃気ポート、専門用語でスカベンジングポートと呼ぶらしいですが、その掃気ポートについてミッチリ講義して頂きました。
シュニューレポート?なる掃気ポートの曲がりや吹上げ角などなど、すべてが「目から鱗」なお話ばかりで、今までのポート研磨においての私の悩みや疑問などすべてが腑に落ちたというか、納得しまくりで、時間などアッと言う間に過ぎてしまいました。

スキッシュエリアやデトネーションに始まり、点火時期の高速遅角などなど、2サイクルを極めた者だけが知る世界に、私もまだまだヒヨッ子だという事を思い知らされます・・・
この吸気ポートの通称「のどちんこ」はリングの飛び出し防止の為にある事くらいは知っていましたが、排気ポートと掃気ポートとの関連や、主掃気ポートと副掃気ポートの役割など、マッタクもって目から鱗で、自分では昔から意味も解らず研磨していたポートですが、よ~く考えると、師匠の理論に知らず知らず近づいていた様で、少し嬉しかったりもしました。

 

そんな凄い師匠ですが、何故か?超の付くホンダファンで、ホンダSシリーズに関しても、日本一といっても過言ではないSのオーソリティーで、ウチのお店のすぐ近くで知る人ぞ知るSショップを営んでおられます。それはもう文句の付けどころのない究極のレストアを施されたS800がズラリと並ぶSマニアにとってはたまらない空間です。

http://s800garage.ko-co.jp/e208742.html

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