フレーム修正  兵庫県加古川市のガレージ トライシクルのブログです

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 フレーム修正 

GPz400FⅡを探して欲しい・・・

最初は、GPzなんかワシから見れば、現行車みたいなもんや!とタカを括っていましたが、
イザ探すとなると、コレがホンマにありません(汗)
ネットで検索するも、なんと全国に中古車は2台しかないという現実!
KHですら、中古車は50台位はありそうなので、あらためてビックリです。
何故なら巷のFⅡは多くがGPz400FのFⅡ仕様がほとんどなんです・・・
探す事しばし、やっとヤフオクで本物のFⅡのレストアベースが出品されていました。
ただ、明らかに怪しい代物です・・・ どうせ全バラするんやし!と思い切って仕入れるも、キッチリフレームに曲がりが(涙)

フレームのアライメントがキッチリ出ていなければ、いくら足廻りを修理してもダメなんです・・・フレームは日本語で「骨格」を意味しますので、ミリ単位での精度で修正していきます。

旧車の場合、知らずに曲がっているフレームで、そのまま乗っておられる方も実は多数いらっしゃいます。
人間の目では限界があるので、レーザー光線を使って曲がりを見ます。レーザー光線は常に真っ直ぐ出るので、その原理を利用して曲がりの測定をします。
フレームは、そうそう簡単に曲がるものではありませんが、こうやってレーザー光線で測定すれば一目瞭然です。

 

ベンダーという油圧で動く機械で曲がりを修正しますが、
時にはトーチであぶり、レーザーポインターで確認しながら慎重に寸法をだしていきます。
赤いレーザー光線の点がネックの中心にピッタリ治まり、キャスターやトレールを確認し、これで貴重な?FⅡの骨格の修正が完了しました。

 

 

この後、フレーム専用のブラスト屋さんでサンドブラストし、完全にサビを除去してから、工業用粉体塗装へ回します。
粉体塗装(パウダーコーティング)については、また後程UPさせて頂きますね。

 

 

 

 

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